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「人を雇う」を考える 3 前編

2008年08月22日

先月、手探り状態でスタートした求人活動も無事終了。8月1日から新しいスタッフを迎えることができました。私にとって、求人会社とコンタクトをとるのも、本格的な面接も初めてのこと。真剣な応募者たちとの出会いは、なかなか刺激的な経験となりました。
ここで、私が行なった採用活動について振り返ってみたいと思います。

1.求人会社の決定

人を選ぶ前に、まず決めなければならないのが求人会社です。ウェブで求人広告を出すことは決めていましたが、私自身、どの会社がいいのか、相場がいくらなのかもわからない。とりあえずネットで検索したところ…。意外というのか、当然というのか、問い合わせはメールのみで電話受付に応じていない会社が多いのです。
思い立ったら吉日(前のスタッフが辞めた翌日に採用を決意したのです)で、なるべく早めに話を聞きたい。問い合わせフォーマットに入力する時間がもったいないということもあり、電話番号が載っている3社、インテリジェンス、リクルート、エン・ジャパンに電話。担当者に来てもらい、趣旨を説明しました。給与などの待遇、マンツーマンの厳しさなどを考えると、多くの求人数は望めないと想定し、これら3社でベストな広告案を提案してもらうことにしました。

“対応”が一番早かったのはリクルートのHさん。1回会って話を軽くしただけで、求人原稿が上がってきました。原稿の出来としては悪くはありませんでしたが、マイルドに適宜“まとめられてしまっている”感あり。私自身の考えをきちんと受け止め、反映してくれているとは思えませんでした。価格も正直高い。資金に余裕があって、お任せでうまくまとめてほしいという経営者にとっては、いいのかもしれませんが…。

エン・ジャパンから来てくれたY君は23歳と最年少。若さあふれる感じでしたが、提案がマニュアル的というのか、提案になっていない。ただ、営業マン根性はなかなかのもので、再三のダメ出しにくじけず、3回足を運んでくれました。
一番、親身に私の話を受け止め、対応がスピーディだったのはインテリジェンスのI君。採用にかける私の思いを、「五島道場に来たれ!」といったユニークな表現で打ち出してくれるなど好印象。そこでインテリジェンスに決定。原稿も仕上がり、募集開始目前というところで、事件が発生します。
インテリジェンスの規約上の行き違いから、何と先方から掲載キャンセルの通達…。無念ではありましたが、平謝りするI君を責めても仕方ないので、急遽、エン・ジャパンにシフト。突貫作業となりましたが、Y君と制作担当のSさんのがんばりで、なんとか7月2週目にウェブ募集公開となりました。

2.求人の絞込み

初日から10件の申込みが到来。予想以上の数に、「よしよし!」と思って見たところ、ほぼ30代の応募者ばかり。20代を想定していたので、正直、最初は肩透かしを食らった感じがしました。
気を取り直し、履歴書を読んでいきましたが、文面だけではまったくどんな人間なのかがわかりません。私としては、人間性が知りたいのに、前職で「営業成績1位だった」とか「マネージャーで○○の功績を挙げました」など、それがどれだけのモンなんだよ!と突っ込みを入れたくようなものばかり。そんなスーパーサラリーマンなら、辞めることないんじゃない??? 後から聞くと、求人会社がそういう書き方を指導しているらしいですが、それにしてももっと差別化のくふうが欲しいところです。

そこで応募者に、それぞれキツめの質問メールを送り、ホンネを探ることに(厳しいマンツーマンの指導に耐えられますか? あなたの弱点と長所について分析してみてくださいetc.)。これら質問に答えが返ってきたのが約半数。質問の答えで、ちょっとでも気になるポイントがあれば会うことにしました。

『「人を雇う」を考える 3 後編』はこちら

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