第1回異業種交流会
2007年07月17日
7月7日七夕の日、クライアントを招いての「異業種交流会」を開きました。私自身、7月1日に、独立5周年を迎えたこともあり、何か新しい試みをと考え、開催の運びとなりました。
会の主役はお客さん!
会の目的としては、
- お客さんに楽しんでいただくこと
- お客さん同士のビジネスに役立つこと
- 美味しい料理とお酒を満喫していただくこと
の3つを考えました。交流会といっても、知らない者同士が集まると、打ち解けられず、盛り上がりに欠けた会になりがちです。以前勤めていた会計事務所でも、たびたび交流会を催していたものの、「盛り上がった!」記憶がありません。
3つの目的を達成すべく、色々仕掛けは考えたものの、正直、成功するか不安もありました。が、受付など手伝ってくださった方々のサポートもあり、有意義な会にすることができました。今回は、その模様を簡単にリポートしたいと思います。
講演でリーダーのあり方を考える
会場は、クライアントでもある「トラットリア ラ・テスタドゥーラ」。お忙しいなか、経営者を中心に27名お集まりいただきました。
メインイベントは、早稲田大学ラグビー監督の中竹竜二さんによる講演。中竹さんは、三菱総合研究所の研究員として、スポーツ・教育政策、地域活性に従事した後、異例の転身。現在は、100名を超える部員を束ねる傍ら、講演やメディアでも活躍しています。
講演内容は「部下とのコミュニケーション」。強力なリーダーシップを発揮していた清宮克幸前監督の後をつぎ、どう部員の心を掌握していったのか? 実際の体験を交えた非常に示唆に富む内容でした。
彼の説くリーダーのあり方は、私の考えと通じるところが多々ありました。たとえば、
「できないことは無理をしてやろうとしない」。
これは、前回のコラムでも書いたことです。中竹さんは、清宮前監督のように「強いリーダーシップを発揮する」タイプではありません。無理をしてトップダウン型の監督になろうとせず、コミュニケーションを重視する自分のスタイルを貫き、信頼を集めていきます。
また、「不満を持っている部員に対しては、真っ直ぐ向き合って話をする」。リーダーに不満がある人間は、視線をそらしたり、横を向いたり、と文字通り真っ直ぐ向き合おうとしないものです。そこで、必ずお互い「正面を向いて視線を合わせて話す」ようにする。話し合いをするときの姿勢を変えるだけでも、心の通じ方が変わってくるという話には、なるほどと思わされました。
クライアントの大半が、中竹さんより人生経験もある経営者ですが、就任から、1年かけて部員の心をつかんでいったストーリーは、広く共感を得ていたようです。
予想以上に盛り上がり…
講演が終わった後は、料理・酒を楽しみながらの歓談タイム。中竹さんのライブ感あふれる講演効果もあったのか、大半が初対面同士であったにも関わらず、いい雰囲気で名刺交換がスタート。事業に関する情報交換で盛り上がりました。18時から会を始め、20時半に、いったん終了の挨拶はしたものの、まだまだみなさん、話し足りない、飲み足りない(!?)様子。22時すぎまで多くのお客さんが残っていらっしゃいました。手前味噌ながら、ここまで盛り上がるとは予想以上の出来!料理の評判も上々で、最初に掲げた3つの目的はまずは達成することができたといえます。
後ほど、御礼のお電話をくださったお客さん曰く「みんな、いいお客さんばかりだね」と。とてもうれしい言葉でした。この異業種交流会が、新しいアイデアや人間関係を生み出す契機になってくれればと願っています。