東京都渋谷区・新宿区の税理士｜税理士法人 五島税理士事務所（五島会計事務所）

2010年11月04日

意外と思われる組み合わせでサービスを

当事務所では、中小企業向けにはじめたワンストップサービス「オプションパック」の一つとして、ホームページの構築/運営サービスをご提供しています。
なぜ税務サービスをメイン業務とする税理士事務所が、まったく畑違いのホームページサービスを提供しているのだろうか？　そんな疑問をもたれるかもしれませんが、私はこれら両者のサービスは、意外にも相性の良いモノだと考えています。

その理由として、私がクライアント企業のホームページ構築/運用に関する失敗例を数多く目の当たりにしてきた経緯が挙げられます。中小企業がホームページを活用するために足りないモノは何なのか。やらなくてはいけないコトは何なのか。数多くのケースに遭遇するなかで、じっくりと考え抜いてきました。その結果、経営の実態を把握している税理士事務所だからこそ、経営のあり方と直結するホームページ制作においても、適格なアドバイスができるのではないか、という結論に達したのです。

ホームページ制作での落とし穴

すでに、規模に関わらず大半の企業がホームページを持っていることと思います。では、その中で期待していただけの効果が発揮できているサイトは、どの程度あるのでしょうか？　残念ながら、有効に活用されているケースは非常に少ないのではないかと私は考えています。

背景には、ホームページ制作を請け負うＷｅｂ会社側の問題もあります。良いホームページができただけで良しとしている会社、さらには制作の契約が取れた時点で満足しているようなレベルの低い会社も多く存在するため、結果的に本来クライアントが望んでいる「売上を上げるツール」としての効果を満たしていない、作りっぱなしのホームページが数多く存在するのが現実です。また、ホームページの継続的なメンテナンスを依頼しても、広告や検索エンジン対策など、お金のかかる提案しかしてくれないケースが多いのではないでしょうか。

その結果、パターンとして

1. 広告予算の少ない企業の場合、格安の制作会社へ依頼もしくは自分で作成する。
2. ある程度広告予算のある企業の場合、ホームページの営業が来て、売上増を期待させて契約するも、完成後にはフォローがあまりなく活用しきれない。

というどちらかの形に陥ってしまいがちです。

つまり資金力の小さな中小企業にとって、ホームページは自社のサービスを簡単に伝えるツールであることは間違いありませんが、大手企業のように潤沢に広告費をかけて、一気に集客し、大幅な売上げアップを短期間で実現するのは難しいと言えるでしょう。

なぜ税理士事務所がホームページサービスなのか

では、中小企業にホームページは必要ないのか、あるいは有効活用できないのか？　というと、そんなことはありません。中小企業がホームページを運営する際には、長い目で集客を行ない、少しずつホームページを充実させていく、そんな地道さこそが重要なのだと私は考えます。

誤解されがちですが、ホームページは完成したら終わりではありません。むしろ、そこからがスタートで、継続性が求められるという点では、経営と相通じるものがあります。
その点からも、継続的な顧問契約により、クライアント企業を定期的に訪問し、長いスパンで経営をサポートする税理士事務所だからこそ、他にはないホームページサービスが提供できるのではないかと自負しています。もちろん、クライアントの経営状態も把握しているため、費用対効果の検証が正確に実践できることは言うまでもありません。

当事務所サイトでの試行錯誤を踏まえて

今回のサービスは、当事務所サイトを4年近く一緒に作り上げてきてくれているWebデザイナーの齋藤君に構築/運用部分を委託し、私自身も制作のヒアリングをはじめ、構築後の軌道に乗るまでの更新プランの策定などに参加します。

私とデザイナーがタッグを組み、これらの行程を行なうことで、クライアント企業の求めているポイントを明確に導くことはもちろん、継続性の担保、費用対効果の検証も可能になります。

ちなみに当事務所でも、すでに4年近くの実証を行なっていますが、別のクライアント（歯科医院）でも同様の運用により、ホームページ構築後1年程度で飛躍的に患者さんが増えたという実績もあります。

「営業力を高めたいがどうすれば良いかわからない」。そんな企業を長いスパンでサポートするサービスの一つとして、少しでも貢献できればと考えています。

オプションパック「ホームページ作成サービス」