毎年1月1日から12月31日までに得たすべての所得を計算して、
申告・納税をする手続きのことをいいます。
事業主でない人でも、副業で得た所得を申告したり、
納めすぎた税金を返してもらうために確定申告が必要になる場合があります。
なぜこのような手続きが必要になるか簡単にご説明します。
毎月の給与や、アルバイトなどで得たお金からは、
あらかじめ「源泉所得税」が10%引かれています。
国が税金を取っぱぐれないように、こういったシステムになりました。
ただし、既に支払った源泉所得税の合計額は実際の税額とは若干食い違ってきます。
なぜかといえば、
給料から一定のパーセンテージをかけた税金を源泉所得税としてあらかじめ徴収しているだけなので、
本来の課税標準(※)に対してかかる税金よりも多く差し引いていることになるからです。
ということで、たいていの場合は戻ってくるということになります。
※税金を計算するときの対象となる金額。収入から、その年の医療費、支払った生命保険料などを差し引いた金額