青色申告の承認申請書とは、青色で確定申告したいという申請をして、税務署に承認してもらうための書類です。たいていの場合、法人設立日以降3ヶ月を経過した日までにこの届け出を出せばOKです。
では、青色申告をすることのメリットとデメリットはどのようなものなのでしょうか。
青色申告の最大のメリットは損失を繰り越せることです。「損失を繰り越す」とは、以前の事業年度で赤字を出してしまったことがあれば、年度をまたいで損失を繰り越せるということです。
過去の損失を使って、黒字になった年の利益を減らせれば、利益に応じてかかる税金も少なくできます。個人事業主だと3年、法人だと7年、損を繰り越せます。
また、あくまでも税制上の優遇制度なので、実際に損をするわけでも、決算書上で利益が減るわけでもありません。
青色申告のデメリットとしては、青色申告の個人事業者は帳簿を複式簿記でつけなければいけないことがあげられます。