株式会社丸三ストアー
3代続いた青果店を2001年、食品スーパーに転換。コンサルタントを入れ、売上予想を立てて従業員を雇用します。しかし、華々しくオープンしたものの、売上は当初予想を大幅に割り込みます。ともにスーパー立上げに関わった専務も意見の対立で退職。経営は暗礁に乗り上げました。この時点で当事務所への紹介があり、月次決算サポートを中心とする顧問契約を結びます。
[事例紹介フロー]
2001年、食品スーパーに業態転換。新装オープンするが、売上予想を大幅に割り込む。
月次決算サポートを中心とする顧問契約を結ぶ。
人員整理。全社員参加の会議を提案・実施。
店のビジョンを「街の市場」に決定。
店舗リニューアル実施、店のコンセプトを練り直す。
2003年より役員就任。経営を全般的にサポート。
まず、手をつけたのは、現状の売上でやっていくための人員整理でした。さらに、各部門の社員たちを集め毎月会議を開くことを提案・実施。毎月の数字、行動目標をたて、見直しをする会議を重ねることで、業績は落ち着いてきました。
ここで、店の“ビジョン”を固めるためのテーマを決定。テーマは「街の市場」。地元密着型のスーパーとして、子供がひとりで買い物に来ても、商品を迷わず上から取れるような店を目指します。
しかし、その後競合店の出店もあり、低迷状況が続きます。ここで、店の存在意義を考え直すべく、もう一度店のコンセプトを練り直しました。話し合いの結果、得意分野である“青果”を軸に、街に元気を与えたい――そんな思いを込め店舗リニューアルに着手。「八百屋宣言」なるチラシを、商店街に配布しました。
2003年からは役員として経営参画。毎月数字のチェックから、翌月の企画などの提案まで経営者を全般的にサポート。試行錯誤しながらも、経営者が目指すスーパー像に一歩一歩近づきつつある――そんな実感をもっています。
中小企業の社長は“裸の王様”になりがちです。悪い点があっても、社員も取引先も指摘してくれない。誰にも言われないことをいいことに、目の前の仕事に流され、大きな目標をおろそかにしてしまう、そんな危険性もあります。
その意味で、月に1回、五島税理士と会い、売上などの数値を見ながら、目標の達成度や改善ポイントを洗い出す場を持つことは貴重。客観的に経営者としての自分の役割や店のあり方を見直すきっかけとなっています。
時に、言われたくないイタいところを突かれますが、それも“会社を良くしよう”という思いがあるからこそ。より良い店を目指すべく、毎月、本音ベースで話し合いを続けています

